会社情報

株式会社新曜社

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 



■1969年7月末に開業以来、神田神保町生活も40年を越えました。


■創業後の数年は編集プロダクションの走りのような仕事に時間の大半を割き、その間隙をぬって自社の書籍を出版するという状況でしたので、初年度の発行は1点、翌年は2点、3年目にようやく6点を数えるという遅々たる歩みでした。


■その6点のなかに小社で最も寿命の長い書籍、村上陽一郎氏の『西欧近代科学』があります(2002年新版刊行)。この年はじめてつくった片々たる図書目録を20年後に村上氏があらためて見て、小社の発行物は当初から「哲学、心理学、社会学に照準されていたことがわかる」と言われましたが、このような照準枠を溶解させる問題群が次第に浮かび上がってきたのが、1990年以降の動きでしょう。


■上記分野の専門書をはじめとして、教養書、大学教科書の出版にも力を注いできましたが、86年には清新な著者陣と、丹念な編集による入門書群として「ワードマップ」シリーズをスタートさせました。幸い読者の信頼をあつめて、『フィールドワーク』『ネットワーク分析』『グラウンデッド・セオリー・アプローチ』『エスノメソドロジー』『質的心理学』『現代言語論』『現代文学理論』『フェミニズム』等などのロングセラーを生み出しています。


■これまでの発行点数は1300点余(2012年現在)、上記以外でおもなロングセラーをあげるならば、哲学では村上陽一郎『近代科学と聖俗革命』(76年、2002年新版)、P・リクール『時間と物語』全3巻(87年〜90年)、P・ファイヤアーベント『方法への挑戦』(81年)など。心理学では下條信輔『まなざしの誕生』(88年)、やまだようこ『ことばの前のことば』(92年、2010年著作集に収録)ほかの諸作、A・ミラー『魂の殺人』(83年)、ジャレド・ダイアモンド『人間はどこまでチンパンジーか』(93年)、D・ノーマン『誰のためのデザイン?』(90年)、『エモーショナル・デザイン』(04年)等などの翻訳書、社会学ではP・バーガー『日常世界の構成(現実の社会的構成)』(77 年)、若手社会学者の共同力作『ジェンダーの社会学』(89年)『パワーアップ版パラドックスの社会学』(98年)などがあります。


■各学会、財団の賞を受賞した書物も少なくありません。

サントリー学芸賞を受賞した『単一民族神話の起源』『<日本人>の境界』で一躍注目を集めた小熊英二氏の『〈民主〉と〈愛国〉』は、毎日文化賞、大佛次郎論壇賞、日本社会学会賞を受賞、全共闘運動を詳細に記述・分析した『1968 上下』も大きな反響を呼び、角川財団学芸賞を受賞しました。さらに六車由実氏『神、人を喰う』サントリー学芸賞、私市保彦氏『名編集者エッツェルと巨匠たち』日本児童文学学会特別賞、和田敦彦氏『書物の日米関係』日本図書館情報学会賞およびゲスナー賞、栗原裕一郎氏『〈盗作〉の文学史』日本推理作家協会賞評論その他の部門、馬場公彦氏『戦後日本人の中国像』大平正芳記念賞特別賞、牧野陽子氏『〈時〉をつなぐ言葉』角川源義賞文学部門をそれぞれ受賞しております。


■2011年の東日本大震災、それに伴う福島第一原発事故は日本に深刻な打撃を与え、人々の生き方、考え方に深い影響を及ぼしました。2012年『3.11慟哭の記録』は、被災した方々の生の体験が綴られたエスノグラフィーとして、注目を集めています。


■1998年に刊行したB・サンダース『本が死ぬところ暴力が生まれる』は、多数の新聞雑誌で紹介され大きな反響を呼びました。今、街の小さな書店は次々と姿を消し、出版をとりまく環境は急速に変化しています。しかし本には、本だけがもつ、拒みえない魅力があります。この魅力の可能性を、今後も粘り強く追求していきたいと思います。


大きな地図で見る

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

株式会社新曜社 101-0051
東京都千代田区神田神保町3-9
株式会社 新曜社
電話 03(3264)4973(代表)
FAX 03(3239)2958
E-mail info@shin-yo-sha.co.jp
地図